キャンセルの日々。新型コロナの感染影響で、主軸事業である宿泊・レストラン予約は、このままでは売り上げがゼロになるのではないかという勢いすら感じる未曾有の事態に陥っていた。一方では、「Go To トラベル」や「Go To Eat」といった旅行や飲食業界を支援する行政のキャンペーンの追い風もあり、2020年以降は利用者の需要が著しく落ち込んだり、短期間に集中的に増加したり、従来の常識が覆され、予測が難しい状況となっている。
本セッションでは、情勢が激変する中で、一休がデータを活用することで何を行い、なぜ月間10億円以上のマーケティングによる取扱高増加という成果を出し続けることができ、この先何を目指しているのか。また、ユーザとのコミュニケーションをどのようにしているのか。成果を上げている施策や、それを実現可能にしているデータ・マーケティング基盤について紹介する。