本セッションでは、LINEスタンプのLINE公式アカウントにおけるメッセージ配信を、マシンラーニングやデータサイエンスを用いて大幅な効率改善を行った事例について紹介します。
全てのLINE公式アカウントの中でも有数の友だち数(7300万ユーザー以上)を持つLINEスタンプのLINE公式アカウントは、多数の友だちに対し日々多くのメッセージを発信しています。しかし、ユーザビリティの向上や昨今のプラットフォームの方針に沿った配信数の制約に伴い、より効率的な配信のニーズが高まっていました。
そのニーズに応えるべく、LINE公式アカウントと友だちそれぞれの属性と両者の関係性を用いてユーザーの開封やクリックの確率を予測するスコアを利用し、一部のメッセージ配信の改善を行いました。
結果として既存のメッセージ配信に比べ、ユーザーのクリック数で2倍ほど、LINE公式アカウントのメッセージを経由したスタンプの売上が3倍ほどの配信効率の改善が得られました。