新しいiOSのリリースまでの数カ月間は、対応のための開発や検証が必要です。その中で、今年も対応を阻む様々な問題が発生しました。新しい環境で発生するビルドの問題に対しワークアラウンドを余儀なくされたり、利用しているOSSが最新のXcode14の仕様に対応しておらず新機能の検証やデプロイができなくなったりしました。それらの問題はLINEのエンジニアだけでなく、世界中のiOSアプリ開発者にも苦慮される方は多いのではないでしょうか。
LINEのクライアント開発チームでは、こういった問題の解決に積極的に取り組んでいます。AppleやいくつかのOSSコミュニティへの貢献を通じ、どのようにLINEや世界の開発者の体験を向上させていったか、どのような知見が得られたか、また、チームにどのような変化をもたらしたのかについてこのセッションでお話します。