Yahoo! JAPANでは現在1000を超えるKubernetesクラスタがプライベートCaaSであるZCP上で稼働しています。これらのクラスタでは利用者のアプリケーションとは別に、CaaS側で管理・提供しているアドオン(プラットフォーマーが提供するアプリケーション群)が動作しています。アドオンはCaaS側でアップデートなどを実施するため、利用者はそれらのライフサイクルを気にする必要はありません。
アドオンを提供する上で、それぞれのクラスタはKubernetesのバージョンやノード数やスペックなどが異なるため、環境差分の考慮をした上で適切なアドオンをデプロイする必要がありました。またクラスタの増加に対応できるシステムである必要がありました。
上記課題に対応するために、ZCPでは分散管理によりアドオンを管理するシステムを構築しました。本セッションではその仕組みや工夫についてご紹介します。